事前にお知らせしていなかったので唐突ですが、2012年度夏季調査を開始しました。これから、約2週間の予定で、日本からは野口(考古学)、下岡(年代測定)の2名が参加、パキスタン側のマラー教授、ヴィーサル教授らと、分布調査、年代測定および堆積学的分析のためのサンプリングを行ないます。
日本から、調査地のあるハイルプールまで、今回は2日がかりの移動でした(下岡さんは日本国内の移動があったので3日がかり)。まずは、成田から、バンコク経由でカラチまで。今回は乗り継ぎが良かったので、日付けが変わらないうちにカラチに到着です。乗り継ぎ待ちの2時間を入れて、合計14時間の移動です。
そして、そのままカラチ泊。写真は、ホテルの朝食です。なかなか豪華なバイキング形式。早速、カレーです。
翌日は、夕方の国内線でカラチからサッカルまで移動。双発のターボプロップ機(ATR42)で、飛行時間は1時間ちょっとなのですが、途中、モヘンジョ・ダーロ空港を経由するので、約2時間かかります。カラチ発が1時間弱遅れたので、離陸してすぐに日没となりました。
写真は、サッカル空港に降り立った搭乗機。荷物もすべて無事到着。空港までマッラー教授に出迎えていただき、途中、教授のお兄さんの経営するレストランで夕食をとった後、シャー・アブドゥル・ラティーフ大学のゲストハウスに投宿しました。ここは、エアコン、WiFi完備できわめて快適です。
パキスタン全土は、先々週~先週(9月第1~2週)にかけて、モンスーン後半の集中降雨に見舞われ、一部で洪水や土砂災害の被害があったそうです。ハイルプール市内も、西~南を流れるミルワー運河が増水して一部の地区が冠水したとのこと。大学までの途上、車窓から、まだ冠水している畑や住宅街の中の空き地が見られました。
依然として湿度が高く、曇り空ですが、もう雨は降らないようです。
本日(9/17)は、セキュリティーの登録などもろもろの手続きと、マッラー、ヴィーサル両教授と調査の段取りについての打ち合わせです。フィールドへは、明後日(9/19)から出る予定です。
引き続き、調査の進捗状況など、本ブログで報告しますので、期待してお待ちください。
調査頑張ってください。よい成果が上がるといいですね。近藤修
返信削除近藤様 すっかりごぶさたいたしております。コメントありがとうございます。何とか所期の目的を達成できるよう、頑張ります。
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